2018年08月06日

子育てのお悩み~その8きょうだいげんか~

子育ての講演に行くことがあるのですが、
そこで悩みをいろいろ聞きます。
その一つ一つに答えるコーナーです。

今日は第8回です。親ならだれでもある悩みなんじゃないかな。

Q:
けんかをしたりすると、上の子を叱ってしまう事が多いし、
我慢させてしまっている事も多い。
上の子は、「私ばっかり」となってしまうので、
どう対応したらいいのでしょうか?

A:
私たちは上の子を叱ったり、我慢させたりすることが
多いですよね。私もそうでした。
でもそうすることで、けんかの回数が増え、
激しさを増していったのです。なぜでしょうか?

上の子ばかり叱るという対応は、親に対する不信感を募らせ、
妹や弟への憎しみを生んでしまいます。

また、下の子はいつも自分が正しい、
何をしても許されるという誤った考えを
身に着けてしまいます。

上の子は、親の理不尽さと調子のいい妹・弟に対する怒りで、
いらいらしてけんかになり、また叱られるという悪循環に陥っているのです。

けんかをしたら、親はどちらかが正しいかを
ジャッジする必要はありません。
それぞれの話をお互いがいないところで
聞いてやればいいのです。
しっかり聞いてもらえたという事実が
子どもたちに安心感を与えます。

上の子が十分に話を聞いてもらったり、ハグをしてもらって、
心のコップが満たされたら、自然と下の子に譲ったり、
かわいがったりすることができ、けんかの回数もぐっと減るでしょう。



Posted by 鈴木ひろみ at 13:27│Comments(0)
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